ラッキー博士
来日記念講演↓





 

 

 

 

研究会は2008年5月末日をもって活動を休止致しています。

  
ごあいさつ 低レベル放射線の健康効果について【「放射線ホルミシスの医療応用」】
 1982年、Health Physics という放射線関連の世界的学術論文誌に、Radiation Hormesis(「放射線ホルミシス」;Hormesis = ギリシャ語で "刺激" という意味)という、世界中の科学者を驚かせたある概念を提唱した人物がいます。それが、トーマス・D.・ラッキー博士 (Thomas D. Luckey, Ph.D.) です。それは、「高線量だと生物に害を及ぼす放射線が、ごく微量ならば、生物の生命活動を活性化する」というものです。
 このラッキー博士の提唱を受けて、日本国内において、マウス、ラット、ウサギなどのほ乳類で研究を主導したのが、服部禎男 工学博士 (Sadao Hattori, Ph.D.) で、世界中の医学・生物学の常識を次々と覆すきわめて独創的な研究成果が発表されました。それは、ごく微量の放射線が、生命の源であるDNAの修復機能、ホルモン、酵素、がん抑制遺伝子を顕著に活性化し、各種の難病を治癒すべく、全身のネットワークを始動するという現象です。
 すなわちこのことは、オーストリアのハイルシュトーレンや米国モンタナ州のラドンヘルスマインなどにおける驚異的な難病治癒実績が、次々と科学的に証明されつつあることを意味します。
 リウマチ、神経痛、アトピー、アレルギー、喘息、糖尿病、アルツハイマー、パーキンソン、その他多くの難病は、活性酸素によって細胞・組織が傷害されていく病気で、その活性酸素の害を抑える SOD(スーパーオキサイドディスムターゼ)、GPX(グルタチオンペルオキシダーゼ)などの抗酸化酵素が大変重要な意味をもっています。低レベルの放射線は、これらの酵素を飛躍的に増加させてそれらの病態の進行を抑え、ベータエンドルフィンやメチオニンエンケファリンなどの鎮痛ホルモンや、アドレナリンといういわば積極ホルモンを増加させることによって、痛みを忘れ、病気に対して明るい前向きな姿勢になると考えられます。さらに、過酸化脂質が大幅に減少して細胞膜の透過性が飛躍的に改善されるために、破壊された細胞周囲の多くの老化細胞が若返り、難病の回復が期待されるのです。
 初歩的な急性(高線量率)照射実験でスタートした「放射線ホルミシス」の検証研究は、いよいよ定常(低線量率)照射実験によって、最適照射条件の追究段階に移行しつつありますが、当研究会が主催し、2003年11月5日に東京で開催された国際シンポジウムで講演した 稲 恭宏 医学博士 (Yasuhiro Ina, D.M.Sc.) によって、現在の放射線治療の約10万分の1の弱さの低線量率放射線によって、副作用もいっさい認められない、急性(高線量率)照射では全く起こり得ない、きわめて興味深い現象が次々と確認されました。これらの成果はいずれも世界初の発見であり、現在、この情報は世界中の放射線研究者の間を駆け巡っております。

 
(C)低レベル放射線健康効果研究会
llrh@hormesist.ne.jp